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漆崎史郎

漆崎史郎

営業部部長
9/12生まれ。おとめ座。A型。 趣味:料理、キッチングッズ集め。裁縫。 特技:一晩で布から衣装に変えることができる。 読書傾向:SF、レシピ本(基本雑食)

最近は雨が続いているため、洗濯物の乾きが悪いな。
うちは近所にコインランドリーがあるから助かっている。

どうも、営業部の漆崎です。

今回はうちの部署の部下が作品レビューを書きたいと言うので、お言葉に甘えて任せてみました。

ムーンライトノベルスとfujossyというサイトで連載中の作品をご紹介します。

ここから部下のレビュー

壮大な痴話喧嘩を描いたSFBL作品


「キャッチャー・イン・ザ・ドリーム」
作者:灰島了

■どんなお話?
一言で言うとノンケリーマン×美人エリートリーマンなんですけど、そうじゃないんですよ。

ノンケというか恋愛経験がうっすーい社畜(牧野彰利くん・攻リバ)は、取引先の美人エリート(田崎風留・受リバ)と運命的な出会いを果たします。
埃まみれで一生懸命OA機器の配線を片付ける彰利くんに、クールビューティ広報室長風留くんが「ずっと見てたよ」と声をかける。
そこから二人は恋に落ちるのですが、なんとある日、風留が窓から飛び降り自殺をはかり、意識不明の植物状態へ。

なぜ風留は自殺を図ったのか?
風留の過去には何が捻られているのか?

風留の精神世界にダイブした彰利くんが、最愛の恋人を取り戻すまでの12時間。
それぞれの深い愛のかたちを感じる、涙なしには読めないSF小説です。

■どんな二人?
相変わらずスーツの似合う男たちですよ。
片方は、灰島さん大好きスリーピースの似合う男、田崎風留。彼は雑誌のインタビューにも載るほどのエリート、有名人。
けれど心の内には寂しさを抱えた、彰利限定の甘えたがり。かわいい。

一方の牧野彰利はちょっと頼りないところもある、OA機器の営業マン。頭に埃をくっつけても床を這いずり回って配線を弄くり倒す、現場人間です。
頼りないけれど、ちょっと涙脆いけれど、ここぞという時には風留のために頑張っちゃう、頑張り過ぎちゃう。かわいい。

不器用な二人です。お互いを思う気持ちは強いはずなのになんだかすれ違う。伝わらない気持ちが切なくなります。
ふたりとも育ち方は違うのに、心のどこかに不安がある、「相手は自分の何が好きなんだろう?」と。
自分に自信がないけれど、相手のことを強く想っている。それだけに、道を間違えてしまう彰利と、それに深く絶望してしまう風留。
でも、本当は相手のことが好きで好きで仕方なくて、誰よりも大切
もしかしたら、二人の壮大な痴話喧嘩なのかもしれないな、とレビューを書きながら改めて感じてしまいました。

■作品の見所
ダイブした精神世界の中では、色々な風留が出てきます。幼い子供の風留だったり、青年期の風留だったり。
それぞれと直面した彰利が選び取る選択肢も、彰利なりの愛情のかたちだと想っています。
そう、愛してるって何だろう?と考えさせられるところですね。
私はこの作品のおかげで、自分の中に固定されていた価値観を疑問詞することがやっと出来るようになりました。

愛することってどういうことだろう、その答えが見つかった小説です。
自分自身がどう在るべきなのか、大切なひととどう関わっていけばいいのか。

自分の、本当に大切なものは何か?
悩み、苦しんでいる人にこそ読んで欲しい、そしてきっと、勇気が湧き出してくるはずです。


「キャッチャー・イン・ザ・ドリーム」
作者:灰島了

こちらの作品は以下のサイトにて公開中です。

ムーンライトノベルス版

fjossy版




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