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漆崎史郎

漆崎史郎

営業部部長
9/12生まれ。おとめ座。A型。 趣味:料理、キッチングッズ集め。裁縫。 特技:一晩で布から衣装に変えることができる。 読書傾向:SF、レシピ本(基本雑食)

こんにちは。営業部長の漆崎です。
先日はコミティア121の当スペースにお越しいただき、誠にありがとうございました。
弊社のスタッフから沢山の方においでいただいたとの報告があり、皆様には感謝しております。

今回頒布いたしましたプログラミング言語マステの企画については多数の方から、どういったものかという質問をいただいておりましたので、ここでご紹介したいと思います。

<目次>
・プログラミング言語で愛を謳うには
・VB.NET「嬉しいことは二倍 悲しいことははんぶんこ」
・SQL「僕だけでいい」
・世界観「Lotus」

プログラミング言語で愛を謳うには


今回の企画のコンセプトは、自然言語をプログラミング言語で表現するには?というものです。
自然言語というのは、我々人間が会話をしたり文章に書いたりする際に使う普通の言語をいいます。
対して、プログラミング言語は入出力やデータの判断、命令のための言語です。
そのため自然言語ほどコミュニケーションに適していない言語ですが、これを使って愛の告白をするには、という発想がこの企画のはじまりでした。

マスキングテープに記されたそれぞれの愛の告白を、どうぞご堪能ください。

VB.NET「嬉しいことは二倍 悲しいことははんぶんこ」


VB.NETはMicrosoft社が開発した言語で、VisualBasicの頭文字をとってVBと言われていて、.NET Frameworkという開発環境を使っているためにVB.NETという名称になっています。
各種あるプログラミング言語の中では自然言語に近いと言われているのは、構文の殆どが英語表記になっていることからかと思います。
本来はWindowsで動かすためのアプリケーションを開発する際に使用されています。

今回のマスキングテープの全文はこのようになっています。

For Each days As Integer In Life
    happy *= (you + Me )
    sorrow /= (you + Me )
Next

ループ処理、繰り返される毎日のなかで、happy<嬉しいこと>を2倍に、sorrow<悲しいこと>を半分に。
この先もずっと一緒に思いを分かち合いたいという温かな告白をマスキングテープに記しました。

SQL「僕だけでいい」


SQLはデータベースの管理システムに対して命令を行うための言語をいいます。
データベースごとに使える関数は若干異なりますが、構文のルールなどはかなり近いものです。
SQL単体というよりは、画面の作りをVB.NETで行い、実際にデータベースからデータを取り出したり、格納したりする部分でSQLが使われます。
開発者や、システムの管理者、運用で何かトラブルがあってデータの抽出や補正をするときなどには、データベース管理システム側から直接SQLを使って処理を行うこともあります。

今回のマスキングテープの全文はこのようになっています。

DELETE your_memory
 WHERE id NOT IN ('me')

削除の構文ですが、対象となる条件に「me」以外を指定しています。
自分以外のすべてを相手の記憶から削除してしまいたいという、どこか倒錯的で情熱的な思いをマスキングテープに記しました。

世界観「Lotus」


マスキングテープに同梱した冊子では、自然言語が失われた世界観を記述しています。
こちらはVB.NETをベースにして、かなり改変を加えた創作言語で作られていますので、読んでいただいた方がVB.NETに詳しい方であれば「なんじゃこりゃ?」と違和感を感じられたことかと思います。

先に作られた日本語訳に合うようにVB.NETに似せた構文で表現をしています。
本来、VB.NETを使用してアプリケーションとして開発する場合には、画面ごとなどでプログラムを記述する箇所が分かれているのですが、今回は敢えて単体の「プロシージャ」(一連の処理)にしています。

自然言語が失われてしまった世界で、人々は形式言語でコミュニケーションをとっているというコンセプトです。
それぞれが使用する言語が違うとそもそもコミュニケーションが成り立たず、エラーを吐き出してしまっています。

プログラミング言語は通常、命令や結果の判定、入出力しか行えないために、自然言語で普通に使われる接続詞や体言止めなど、意味のある言葉をどう表現するかに非常に苦労しました。
表現のために本来は存在しない命令や判定などがあり、それこそが「なんじゃこりゃ?」の正体です。

プログラマからは「できるだけ開発時のルールに則ったかたちで表現したい」という強い思いがあり、実際の開発環境でコードを書いていました。


言葉の通じない「あなた」とのコミュニケーション。
翻訳エラーが出ていてもプログラムを止められない「私」に最後に伝わってきたもの。
それが、それぞれのマスキングテープにつながっています。

自然言語さえ使っていればお互いに意思の疎通が問題なくできるという訳ではありませんよね。
コミュニケーションは、互いに通じる言語だけで成り立つものではなく、その奥に込められた想いをどう表現するか、そして翻訳エラー<誤解>を恐れずに対話し続けることにあると思います。

彼らの対話を、少しでも感じ取ってもらえれば幸いです。

通販ページはこちら
【SQL】
https://azarashibooks.booth.pm/items/561743
【VB.NET】
https://azarashibooks.booth.pm/items/561740

PRページはこちら
https://mitochondria110k.com/goods/maskingtape/programming/

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